ソロテントのカタログ重量は当てにならない。ペグとスタッフサックを含めた「実戦重量」で量り直し、送風機で風速10mまでの挙動を見た。8張りを3ヶ月かけて比較した結果を、用途別に整理する。

計測方法

重量は付属ペグ・張り綱・収納袋込みの実測値。設営はそれぞれ5回行い中央値を採用。耐風テストは大型送風機で風速を段階的に上げ、ポールの撓みと幕体のバタつき、ペグ抜けの有無を記録した。

総合ランキングの上位3張り

1位は実測1,180g の自立式。設営中央値4分20秒、風速10mでもポールの座屈なし。2位は非自立のワンポールで、重量勝負なら最軽量の890g。ただし設営は地面を選ぶ。3位は前室の広い1.5人用で、雨天連泊の快適性は頭ひとつ抜けていた。

価格と性能のバランスでは4位の国産モデルも捨てがたい。耐風はトップ3に譲るが、2万円台前半でこの縫製品質は驚異的だ。

  • 総合1位: 自立式 1,180g・設営4分20秒
  • 最軽量: ワンポール 890g
  • 快適性: 1.5人用・広前室
  • コスパ: 国産2万円台

風速10mで見えた差

差が出たのはポールスリーブの構造だ。吊り下げ式はバタつきが大きく、風速8mを超えると幕体の変形が目立つ。スリーブ式は重くなるが風には強い。ペグは付属品で粘れたのは半数で、強風地に行くなら鍛造ペグへの交換を前提にしたい。

選び方の結論

縦走で1gを削るなら890gのワンポール、オートキャンプ併用なら快適性の1.5人用、最初の1張りなら総合1位の自立式を勧める。どれを選んでも、ペグだけは別途投資する価値がある。