M5 世代の MacBook Air を3週間、メインマシンとして使った。検証したいことはひとつ。ファンレスの Air で、Pro を買わずにどこまでの制作仕事が回るのか。結論から言えば、境界線は「書き出しの頻度」にある。

写真現像: RAW 1,200枚でも余裕

Lightroom Classic で 6,100万画素の RAW を1,200枚読み込み、選別から現像まで一通り回した。サムネイル生成は M3 Air 比で体感半分の待ち時間。AI ノイズ除去も1枚12秒前後で、枚数が常識的なら詰まることはない。

筐体が熱を持つのは書き出し時のみ。100枚の JPEG 書き出しで底面はぬるくなるが、スロットリングで極端に遅くなる場面はなかった。

動画編集: 10分尺までが快適圏

Final Cut Pro で 4K 10分のレビュー動画を編集。タイムライン操作は終始滑らかで、プロキシなしでも実用になる。ただし書き出しは Pro の半分強の速度で、20分を超える尺を日常的に扱うなら Pro を選ぶべきだ。

開発: Xcode ビルドは健闘

中規模の SwiftUI プロジェクトのクリーンビルドは Pro 比で15%増し程度。インクリメンタルビルド中心の日常開発では差をほぼ感じない。メモリは32GBを選んでおくとコンテナやシミュレータを並べても安心だ。

  • RAW現像・選別: 快適
  • 4K編集: 10分尺まで実用
  • クリーンビルド: Pro比 +15%程度

結論

長尺動画の書き出しを毎日やるなら Pro。それ以外のクリエイティブ作業は、もう Air で十分どころか快適だ。軽さと静音は毎日効いてくる価値で、3週間で Pro に戻る理由は見つからなかった。