北陸新幹線で東京から2時間半。金沢の見どころはコンパクトに固まっているが、だからこそ観光客の波も同じ場所に同じ時間に押し寄せる。この街は「時間割」で勝負が決まる。2泊3日を、混雑の裏をかく順番で組み直した。
1日目: 午後着でも夜の主計町がある
昼過ぎに金沢駅に着いたら、まず近江町市場へ——ではなく、あえて夕方の閉店間際を狙う。海鮮丼の行列は14時を境に消え、夕方は値引きも始まる。チェックイン後、日没後の主計町茶屋街へ。浅野川沿いのガス灯と格子戸の影は、昼間のひがし茶屋街より深い情緒がある。
2日目: 兼六園は開園と同時に
兼六園は7時開園(季節により変動)。開園直後の30分は、霞ヶ池に人影が映り込まない唯一の時間だ。隣接の金沢城公園を回って、9時半にひがし茶屋街へ。観光バスが着く10時半までが勝負で、金箔ソフトも並ばずに買える。
午後は21世紀美術館。人気のプールは整理券制なので、入館後すぐに予約を。夕方は長町武家屋敷跡を散歩し、夜は片町で地酒と治部煮を。
- 7:00 兼六園(開園直後)
- 9:30 ひがし茶屋街
- 13:00 21世紀美術館
- 17:00 長町武家屋敷
- 19:00 片町で夕食
3日目: 朝市か温泉か
最終日は二択だ。海の幸を追うなら近江町市場の朝(8時台が最良)。疲れを取るなら湯涌温泉へバスで30分、日帰り入浴は10時からが多い。新幹線が午後なら両方も可能だが、土産は駅の「あんと」で全部揃うので、街では身軽に動くのが正解だ。
予算と移動のメモ
市内移動は周遊バス1日券(800円)で十分。タクシーは茶屋街〜兼六園間で1,000円前後と使い勝手がいい。宿は駅前より香林坊・片町エリアのほうが夜の動線が楽だ。2泊3日の現地予算は、食を贅沢にして一人4万円が目安になる。
